ましねおじさんのいろいろ

マシーネンクリーガーを応援しているおじさんの日常。

 

白石一文:『すぐそばの彼方』 

最近の新聞では政治面が面白い。
総裁戦に向けての政権党内の動き、野党第一党の新党首の言動。
ついつい政治面の細かい記事まで目を通していると
他の頁を読む時間が無くなってしまう。 (^_^;

白石一文著: 『すぐそばの彼方』 角川文庫

   すぐそばの彼方



『次期首相の本命と目される大物代議士を父にもつ柴田龍彦。
  彼は、四年前に起こした不祥事の結果、精神に失調をきたし、
  父の秘書を務めながらも、
  日々の生活費にさえ事欠く不遇な状況にあった。
  父の総裁選出馬を契機に、政界の深部に呑み込まれていく彼は、
  徐々に自分を取り戻し始めるが、
  再生の過程で人生最大の選択を迫られる…。
  一度きりの人生で彼が本当に求めていたものとは果して何だったのか。』

    (「BOOK」データベースより)

この話がそのまま現実とは思わないが、「政権」を巡る闘争や、
「政治家パーティー」「地元選挙区への配慮」など良く耳にする話や
一部の政治家が大局的に日本の将来を案じている点など、
「政界」の中身を記していて興味深く読めた。


舞台背景は政界だが、主題は全く関係の無い部分にある。

主人公は数年前に金銭不祥事を起こした代議士秘書。
代議士は父親であり次期首相候補の大物である。
有能な秘書として将来を嘱望されていた主人公は、この不祥事を機に、
「数時間前の出来事が思い出せない」という精神障害を抱える。
閑職に追いやられた主人公は、ある貧しい女性の暖い支えに出会う。
彼女に支えながら、徐々に精神回復していく主人公。
それは華々しい政界秘書・代議士の世界への回帰へと繋がるのだが。。。


最後の最後まで主人公はもどかしい。
読み進むにつれて、もどかしさが「快感」になっていくから不思議である。
彼を支える彼女が決して聡明ではないのが魅力的。
「男の弱さ」を浮き彫りにしてくれる。


政界の裏の様子を垣間見てみたい方には入門としては参考になるかも。
最近「地位や名誉に固執しすぎるかな?」と
自身に疑問を持たれた方にはお勧めかな。
「男」について考えてみたい人には一つの材料になるかも。
 (^^)
関連記事

category: 最近の読書

thread: 読んだ本。 - janre: 本・雑誌

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://nutrocker.blog51.fc2.com/tb.php/113-93ac2513
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ましーねん布教!

プロフィール

カテゴリー

最近の記事+コメント

リンク集

来てくれてありがと(^o^)

月別アーカイブ

ブログ内検索

ましねおじさんにメルする