ましねおじさんのいろいろ

マシーネンクリーガーを応援しているおじさんの日常。

 

重松清:『トワイライト』 

2005年度ももうじき終わりを迎える。新年度:2006年度の始まりである。

『2001年宇宙の旅』の年はとうに去り、続編の『2010年』が着実に近づいている。

その昔、小学生の頃には、きっと21世紀にはエアカーが走っている、
ちょうど、スターウォーズ3のような世界を想像していた。
あれから30年。
随分遠くに来たものだが、少年の夢はどうなったのであろうか。。。



重松 清著: 『トワイライト』 文春文庫

     
 (すみません。表紙写真撮る前に貸してしまいました。)

『小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、
 26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、
 未来が未来として輝いていたあの時代―
 ―しかし、大人になった彼らにとって、夢はしょせん夢に終わり、
 厳しい現実が立ちはだかる。
 人生の黄昏に生きる彼らの幸せへの問いかけとは。』

  (「BOOK」データベースより)

1970年代。
未来は輝いて見えた。アポロ11号は月の石を持ち帰った。
大阪万博では、夢のような建物が未来の希望をかき立てた。
私は親に尋ねた。「日本で一番えらい人はだ~れ?」
「総理大臣かな~」「じゃあ僕、総理大臣になるーっ!」

2006年。
携帯電話やPCなど当時予想も付かなかったモノが溢れる一方、
ロボットはやっと歩き出したところ。エアカーは見あたらない。
人々の労働は楽にはならず、世間は凄惨な事件のニュースで溢れている。
-21世紀は輝いていなかった。。。

希望に満ちていた「あの頃」と、全然輝いていない「今」を
対比させながら、かつてのクラスのヒーローとヒロインを中心に
タイムカプセルを開けてから3日間の様々な出来事から、
様々な重さに耐えながら生きる「今」を浮かび上がらせる。

『「今」は重いけど、つらいけど、一歩一歩、前へ進もうよ。
 「あの頃」想像していたものとはちょっと違うけど、きっとその先に
 「輝き」があるはずだよ。』


重松清独特の語り口による、現代人への応援メッセージ。

最近、落ち込むことばかりだよ、と嘆き気味の方にお勧めかな。

 (^。^)
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